お金 自己啓発

「お金のことを考えると苦しくなる」その正体とは

桐島小夏

母子家庭だったので高卒で就職するも、上司のパワハラや同僚のいじめにあって2度の休職を経験。住宅ローンが足かせとなり辞めることができずにいたところ、メンターと奇跡の出会いに恵まれました。家族を守り自分らしく生きるために、メンターからビジネスの本質やマインドセットを学んでいます。

「お金のことを考えるだけで胸がざわつく」

「請求書の封筒を見ると体が固まる」

そんな感覚は、あなたが弱いからではありません。

それは、心があなたを守ろうとしている『防衛反応』です。

過去にお金が足りないと感じた経験や、家族からよく聞かされた言葉、社会の不安定さなどが重なって、心の奥に「お金=怖い」という結びつきを作ってしまうのです。

恐れが出るのは悪いことではありません。

ただ、恐れでこわばってしまうと、豊かさが入りにくくなってしまいます。

だからこそ、恐れを否定するのではなく、やさしくほどいていくことが大切です。

今日は、その具体的な方法をお話しします。

恐れは敵ではなく、あなたを守ろうとする「合図」

恐れは『危ないかもしれない』というサインです。

問題は、そのサインが現実よりも過剰に鳴り続けてしまうこと。

とくにお金は、生きていくために欠かせないものだから、脳が過敏に反応してしまうのです。

恐れを追い払おうとせず、「ああ、私を守ろうとしてくれているんだな」と受け止めてみましょう。

それだけで、心の緊張が少しずつゆるんでいきます。

「お金=自分の価値」という思い込みを手放す

多くの人は、お金の多さを「自分の価値」と結びつけてしまいます。

そのため、通帳の残高をまるで通知表のように感じて、数字が減るたびに自分を責めてしまうのです。

けれど、お金は価値を測る指標であって、あなたの存在価値そのものではありません。

数字が変わっても、あなたの本質は何も変わらない。

この誤解をほどくだけで、心はずっと軽くなります。

世界を「奪い合い」ではなく「めぐり」として見る

もし世界を『奪い合う場所』だと感じているなら、恐れは常にあなたのそばにいるでしょう。

けれど本当は、お金は呼吸のようなものです。

「入ってくる」と「出ていく」がそろって、はじめて自然なめぐりが生まれます。

与えるからこそ、受け取ることができる。

それは決して精神論ではなく、信頼を育て、つながりを生む、現実的な行動です。

気持ちよく流す人のもとに、豊かさは静かに戻ってきます。

「体をゆるめる」と、思考も静まる

恐れは、まず体にあらわれます。

肩のこわばり、浅い呼吸、胃の重さ。

体をゆるめると、思考にもやわらかさが戻ってきます。

ブッダもキリストも「恐れるな」「手放しなさい」と語りましたが、

それは精神力で我慢することではなく、“こわばりをゆるめる”という実践だったのかもしれません。

今日からできる「お金の恐れをほどく4つの習慣」

1. 90秒の「心のメモ」を書く

通帳や請求書を見て不安を感じたとき、ノートを開いて書いてみましょう。

「今、体のどこが緊張している?」

「何が怖い?」

「それは事実? それとも思い込み?」

たった90秒でかまいません。気持ちは『見てもらう』ことで静まります。

2. お金の「事実メモ」をつける

感情とは別に、冷静な数字の記録を作ります。

・今日入ったお金/出たお金

・価値が増えた時間(学び、信頼のやり取り)

数字と感情を切り分けると、「意外と大丈夫だった」という安心感が増えていきます。

3. 1日1回の「ゆるめる呼吸」(2分)

4秒吸って、6秒吐く。これを10回。

吐くほうを少し長くすると、自律神経のバランスが整い、恐れのループが止まります。

大切な判断は、この呼吸のあとに。

4. 小さな「めぐり」をつくる

自分の心が動く場所に、少しだけお金を流してみましょう。

たとえば、学びに投じる、地元の店で買う、誰かを応援する。

500円でも構いません。

気持ちよく流したお金は、不思議と別の形で返ってきます。

恐れを手放した手に、豊かさは静かに流れ込む

恐れは、あなたを守るために現れます。

だから、戦わなくていいのです。

見つめて、受け止めて、体をゆるめて、めぐりをつくる。

その瞬間から、お金は「敵」ではなく「流れ」になります。

あなたの心が静まるほど、世界はやさしく反応します。

恐れを手放したその手に、必要なものは自然と届きます。

今日のあなたのひと呼吸が、明日の豊かさの入口です。

静かに穏やかにいきましょう。

私は、あなたの一歩をいつも応援しています。

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